椎名林檎になれなかった女 vs 連続100時間
先日、とあるライブハウスに出演させて頂いたときのこと。
私の出演はその日の最後であったのだが、珍しく結構な人数のお客さんが最後まで残って下さっていた。
その日の私と言えば久々にギター&ループ&シンセというフル装備で挑んだのだった。
ライブの内容は我ながら中々良くて、会場も盛り上がっている。
ライブ後半、私は代表曲である「幸福論(悦楽編)」という曲を歌い終える。
決まった。完璧だ。
ステージからフロアを見ると、みんなが笑っているように見える。中には腹を抱えて笑っている人もいた。
拍手と笑い声に包まれる会場。
これほど嬉しいことはない。この瞬間の為にライブをやっているといっても過言ではないと思う。
ライブが終わり急いで機材を片づけ、いざ物販コーナーへ!
私に興味を持ってくれた人がライブ後にデモ音源を買ってくれる人がいるかもしれない。
楽屋から出ると、ドアの前になんともいえない表情をした妻が立っており、私の前に立ちはだかった。
むむむ。なんだね?私は物販コーナーでデモ音源の宣伝をしたいのだが。
妻は私の耳元でこう言った。
「ちょっと今はまだ楽屋に居た方がいいかも…。」
「え!なんで?」
「今日の100時間、すごい良かったんだけど、あそこにいるお姉さんがすごい怒ってんの。
たぶんさぁ、あの人…。」
まさかと思いながら、ゴクリと唾をのみこむ私…。
「椎名林檎になれなかった人なんだと思うよ…。」
えぇ~!!!!!!!!!
妻曰く、その人もライブ途中までは楽しく笑ってみてくれていたそうなのだが、
例の「幸福論(悦楽編)」という曲が始まったあたりから機嫌が悪くなり、
「何なんだよ!この曲はっっ!」
「何でこんな奴がトリなんだよっっ!!」
等というような言葉を大きな声で言っていたらしい。
パッと見40歳前後に見えた彼女。元バンドギャル風のルックス。かなりお酒に酔っているようだった。
私のライブを見た事がある人は例の「幸福論(悦楽編)」という曲を聴いたことがあるかも知れないが、この曲の中で私は
「あの娘、椎名林檎になれなくて可哀想」
という歌詞を歌っている。
こんなことを言うのは野暮かもしれないが一応説明しておきます。
この歌は決して、夢が破れた人のことをバカにしている歌ではなくて、
自分に何の個性や考えもないくせに変にプライドが高く誰かのマネばかりしてそれを「自分」だとカンチガイしてカッコつけてる奴や、自分は他の人とは違うと思い込み人のことを見下している奴、
そういった連中の頭にピコピコハンマーを振り下ろすというか、まぁそんな感じの歌なんです。
あんまりこういうことを言うのも恥ずかしいのでこの辺にしときます。
そんな椎名林檎になれなかった皆さんへ私からひとこと。
私も椎名林檎に憧れました。椎名林檎のようになりたいと思いました。
椎名林檎のようになる。それは
彼女の音楽やファッションを真似ることじゃなく、
誰の真似もしないことでした。
これって甲本ヒロト氏がジョー・ストラマーについて語ったときの名言…ゲホッ!ゲホッ!
あーあー!聞こえません!え?誰?甲本ヒロトって?
あぁ~。俺、甲本ヒロトになれなくて可哀想~。
というわけで、そんな自分に捧げるのはやはりこの曲。
因みに例のお姉さんがいた日のライブではピコピコハンマー使ってません。
私はヒロトにも林檎にもなれないが連続100時間になれたので、それなりに楽しい毎日を過ごしています。
現在無職の私は、昨日も夜の7時に寝ました。
まさに人生の勝ち組。
何をもって勝ちかわかんないけど。
連続100時間のライブのお知らせ
2月23日(月) 新宿ジャム
代々木原シゲル チクシヒロキ メイコ(∞処女) オオアミシンヤ(トッチャンボウヤ) 連続100時間
and more
前売り/当日¥2000/2300 open/start:18:00/18/30
詳細未定!
絶対来てくれよな!!
3月19日(木) 浅草KURAWOOD
Da Vincis / SEVEN DAYS WEEKEND / The ドーテーズ / 連続100時間 / 佐々木祐紀
OP18:00/ST18:30 前売り.¥1,500/当日¥2,000
連続ちゃんは19時10分から出演予定!
絶対来てくれよな!!
私の出演はその日の最後であったのだが、珍しく結構な人数のお客さんが最後まで残って下さっていた。
その日の私と言えば久々にギター&ループ&シンセというフル装備で挑んだのだった。
ライブの内容は我ながら中々良くて、会場も盛り上がっている。
ライブ後半、私は代表曲である「幸福論(悦楽編)」という曲を歌い終える。
決まった。完璧だ。
ステージからフロアを見ると、みんなが笑っているように見える。中には腹を抱えて笑っている人もいた。
拍手と笑い声に包まれる会場。
これほど嬉しいことはない。この瞬間の為にライブをやっているといっても過言ではないと思う。
ライブが終わり急いで機材を片づけ、いざ物販コーナーへ!
私に興味を持ってくれた人がライブ後にデモ音源を買ってくれる人がいるかもしれない。
楽屋から出ると、ドアの前になんともいえない表情をした妻が立っており、私の前に立ちはだかった。
むむむ。なんだね?私は物販コーナーでデモ音源の宣伝をしたいのだが。
妻は私の耳元でこう言った。
「ちょっと今はまだ楽屋に居た方がいいかも…。」
「え!なんで?」
「今日の100時間、すごい良かったんだけど、あそこにいるお姉さんがすごい怒ってんの。
たぶんさぁ、あの人…。」
まさかと思いながら、ゴクリと唾をのみこむ私…。
「椎名林檎になれなかった人なんだと思うよ…。」
えぇ~!!!!!!!!!
妻曰く、その人もライブ途中までは楽しく笑ってみてくれていたそうなのだが、
例の「幸福論(悦楽編)」という曲が始まったあたりから機嫌が悪くなり、
「何なんだよ!この曲はっっ!」
「何でこんな奴がトリなんだよっっ!!」
等というような言葉を大きな声で言っていたらしい。
パッと見40歳前後に見えた彼女。元バンドギャル風のルックス。かなりお酒に酔っているようだった。
私のライブを見た事がある人は例の「幸福論(悦楽編)」という曲を聴いたことがあるかも知れないが、この曲の中で私は
「あの娘、椎名林檎になれなくて可哀想」
という歌詞を歌っている。
こんなことを言うのは野暮かもしれないが一応説明しておきます。
この歌は決して、夢が破れた人のことをバカにしている歌ではなくて、
自分に何の個性や考えもないくせに変にプライドが高く誰かのマネばかりしてそれを「自分」だとカンチガイしてカッコつけてる奴や、自分は他の人とは違うと思い込み人のことを見下している奴、
そういった連中の頭にピコピコハンマーを振り下ろすというか、まぁそんな感じの歌なんです。
あんまりこういうことを言うのも恥ずかしいのでこの辺にしときます。
そんな椎名林檎になれなかった皆さんへ私からひとこと。
私も椎名林檎に憧れました。椎名林檎のようになりたいと思いました。
椎名林檎のようになる。それは
彼女の音楽やファッションを真似ることじゃなく、
誰の真似もしないことでした。
これって甲本ヒロト氏がジョー・ストラマーについて語ったときの名言…ゲホッ!ゲホッ!
あーあー!聞こえません!え?誰?甲本ヒロトって?
あぁ~。俺、甲本ヒロトになれなくて可哀想~。
というわけで、そんな自分に捧げるのはやはりこの曲。
因みに例のお姉さんがいた日のライブではピコピコハンマー使ってません。
私はヒロトにも林檎にもなれないが連続100時間になれたので、それなりに楽しい毎日を過ごしています。
現在無職の私は、昨日も夜の7時に寝ました。
まさに人生の勝ち組。
何をもって勝ちかわかんないけど。
連続100時間のライブのお知らせ
2月23日(月) 新宿ジャム
代々木原シゲル チクシヒロキ メイコ(∞処女) オオアミシンヤ(トッチャンボウヤ) 連続100時間
and more
前売り/当日¥2000/2300 open/start:18:00/18/30
詳細未定!
絶対来てくれよな!!
3月19日(木) 浅草KURAWOOD
Da Vincis / SEVEN DAYS WEEKEND / The ドーテーズ / 連続100時間 / 佐々木祐紀
OP18:00/ST18:30 前売り.¥1,500/当日¥2,000
連続ちゃんは19時10分から出演予定!
絶対来てくれよな!!
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コメント
そんなことが
あったとは!
表現というのはやはりなかなか難しいですな。