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2014-01

1月31日(金)「俺たちの理想の先輩」タイムスケジュール決定!

僕が使っているギターについて話そう。



僕が使っているアコースティックギターはマーチンというメーカーのD-16GTとかっていう名前(型番?)のギターです。今からちょうど100年前の2006年の1月くらいに購入したもので、なんでそのギターを購入したかっていうと、
なんとなく音楽雑誌を立ち読みしていて、サンボマスターというバンドのインタビューを読んだら、バンドを組むってなった時にベースの人が当時はベースを持っていなかったんだけど、最初の練習の時に10万円のベースを買ってきて凄い意気込みを感じた、みたいなのを読んだんですよ。で、僕も「じゃあ俺もバンドやってないけど10万円のギター買ってみよっかなー」とかなんとなく思って、バイトして買ったんです。まぁ当時僕は実家暮らしのフリーターで、家には1円も入れておりませんでしたから、3~4ヶ月くらいで思ったより簡単に10万円貯まってしまってあっさり買ってしまったんですけど。しかも特にそのギターが欲しかったってワケじゃなくて、楽器屋さんでその予算内で一番弾きやすかったのと、いい匂いだったんでなんとなくそれを選んだんですよ。まだ何も音楽活動してないのにね。あと、匂いでギターを選ぶ人あんまりいないと思う。

でも当時の自分にとってはそんな高額の買い物初めてだったし、10万円なんて小さな国の国家予算くらいの額だと思ってましたから、ミャンマーあたりだったら10万円あれば高速道路とか作れると思ってましたから、駄菓子屋に行けば10万円あれば死ぬほど「うまい棒」が買えると思ってましたから、家族にだけは「高いギター買ったんだー。スゲぇだろー。」とか言って自慢してたような記憶があります。
当時は傷がちょっとでもつかないようにすごく慎重に扱っておりました。ちゃんと使用後は必ず専用の布で拭いてみたり、ケースにしまう前に弦を緩めたり、名前をつけてみたり、毎日ほっぺたをスリスリしてみたり、性器を擦りつけてみたり、それはそれは国宝のように大事にしておりました。


で、まぁそれから数か月後の秋の晴れた日に、またまた音楽雑誌を立ち読みしていて、クラッシュというバンドのジョー・ストラマーという人は自分のギターを車の塗装屋に持って行って黒に塗り替えてもらったという記事を読んで、「車の塗装屋にギターの色を塗り替えてもらって何がパンクじゃい!ワシは自分で塗り替えたるわー!」と思い、そのまま自転車を走らせ、実家から自転車で20分ほど行ったところにあるホームセンターでペンキを買い、10万円以上もした木目の綺麗なギターを真っ黒に塗りつぶしてしまったのでした。それからは気が狂ったようにシールを貼りまくりました。恐らく家族からは「あいつは頭がおかしくなった。」と思われたに違いありません。あんなに自慢してた高いギターをそんな風にしてしまうとは自分でも全く想像がつきませんでした。しばらく僕の部屋ペンキ臭かったですよ、やっぱり。




でも、それから何故だか知らないけど変な曲が沢山作れるようになったのでした。




それから3~4年経って変な曲が沢山できたので僕は思い切ってそれを人前で演奏してみることにしてみました。



やっぱり僕はそのギターを持って出演した。ひとりだし、弾き語りといえばアコギだし、他のギターを使う理由がなかったというだけの話なんですけど。



もともとはひとりで弾き語りで活動するだけだったし、これでなんの問題もないでしょうー、なんつって、ライブの時も本当に最初のころはギターの前にマイクを立てて音を出していました。んですけど、ライブに2,3回出してもらったら、ライブハウスのブッキングの担当の人に必ず、




「連続100時間さん、ライブは面白かったんですけどなんであんなにギターの音小さいんですか?ピックアップとかつけたらどうですか?」







と言われるようになりました。


ピックアップというのはギターの音を大きくする、まぁ簡単に言うとマイクみたいな役割の奴なんですけど、僕もあんまし詳しくないしそんなに語れるほどでもないんですけど、ギターの音を拾うヤツで、要はそれを使ってもっと大きい音を出した方が良いんじゃないのーとか言われてたんですよ。

で、なんか安いのを購入してずっとそれを使って活動をしておりました。別にそれで何の不満も無かったし楽しく活動しておりました。





































…「俺たちの理想」という2人組を組むまではね!



















石川さんはエレキギター。僕はアコースティックギター。なのに僕の弾いてるギターからはあんまりアコースティックギターの音がしていない…。
ということにある時気づいたのです。



一人でライブをやっているときは全く気にしていなかった自分のギターの音色。「俺たちの理想」で石川さんとやるようになってから数か月、練習だのライブをやる度に「妙に変だなぁー…。」と爆笑問題カーボーイで太田さんが真似する稲川淳二さんのモノマネをしながら帰りの電車に乗るのが日課になりました。そう、僕はとうとう不審人物の仲間入りを果たしたのです。病んでいたのでしょう。



…まぁ、「俺たちの理想」の時の自分のギターの音色に納得がいっていなかったんですよ。ずっとひとりで活動してきた自分にはそういった音作りに関して全く興味が無かったんだけど、ふたりでギターを鳴らすとなると当然バランスだったり音色が重要になってくるわけで、焦って色々考えたりもしてみたんだけど、今まで本当に無頓着だったこともあり、自分の思う音が出せなくてすごく悔しい思いをしてきたんです。





アンプを使うようにしてみたり、ピックアップを違うのにしてみたり、プリアンプなるものを導入してみたり…。


わからないなりに色々試してみたんですが、どれも上手くいかず「なーにが『俺たちの理想』じゃい!」と発狂寸前のスタジオ練習…。


あのギターは限界かもしれない。真っ黒にペンキ塗ってるし、変なシール沢山貼ってるし。もういっそ新しいギターを購入しようか、と妻に相談してみたりもしました。



新しいギターを買って、もっとカラフルな色でペンキを塗って「ゆず」とか「コブクロ」とか「miwa」とかのシールを貼ったらいい音が出るのではないかと真剣に考えてみたりもした。

が、結局ペンキも塗る上にシールも貼るんかい!と我に返りひとまずやめることにした。「ゆず」とか「コブクロ」とか「miwa」とかあんまり興味ないし。





そんなある日、楽器屋さんに行ったら、なんだか感じの良い店員さんがいたんで、思い切って悩みを打ち明けたところ




「良いピックアップをつけてみたらどうですかー?これとかこれとか良いですよー。」






なんて割りと軽く言われまして、んで、そういうなら良いピックアップをつけてみようかなぁー、なんて思ったんですけど、その日はそのままカタログだけもらって帰宅しました。良いピックアップって結構値段がね、高いから。
んで、その日の夜に家族会議を開きまして、妻にカタログを見せながら相談したところゴーサインが出たので、数日後に初めてギターを楽器屋さんに預けてやってもらいましたよ。工事して取り付けしてもらいましたさ。その良いピックアップとやらを。もうね、悔しいからいっちばん高い奴をつけましたよ。その楽器屋にあるやつで。プロが使うようなやつ。もしかしたらそれこそ「ゆず」とかそういう人たちも使ってるかもしんないやつですよ、知らないけど。だって取り付けの工賃を含めたら僕の月給の半分くらいするんですよ。僕が低所得者なだけかもしんないけど。
楽器屋さん、やっぱり少し驚いてたよ、僕のギターを見て。ペンキ塗ってるし変なシール貼ってるし。もしかしたらこんな変なギターにこんな良いピックアップつけんのかよーって思ったのかもしんない。なんだか恥ずかしかった。
で、翌日にはもう取り付けが終わってね、急いでその楽器屋に行ったら、例の感じの良い店員さんが「これ、スゴイですよ!とにかく鳴らしてみてください!」とか興奮気味に言うわけ。で、とりあえずCコードかなんかを「ジャーン」って鳴らしてみたらもう一発でキまりました。






「あ、これ、僕の出したかった音です。」





と、ひとこと呟き、例の店員さんにお礼を言って、頭を下げて帰ってきました。



で、今日、「俺たちの理想」のスタジオ練習で石川さんと合わせてきたんですけど、僕のギターの音がすごく大きい音で良い音が鳴ったんです。とにかく楽しかった。ここ数か月の憂鬱な気持ちが一気に吹き飛びました。
今までは良い音が鳴らないからか変に力が入ってしまっていたみたいだったんですけど、今日はすごく軽やかに弾くことができました。


いやー、気分が良い。清々しい。なにしろいい気分なんですよ。明日というか日付が変わって今日は仕事が早番なので早起きしなきゃいけないんだけどもね。そんなことはどうでもいい。もう睡眠時間が全然取れないけど、なんか少しお腹痛いけど今日はそれでもいい。これからもこのギターで変な曲を作ろう。ほかの事は本当にどうでも良い。
非常に単純なことだったんですけど、ギターのピックアップを替えるということで全てが解決したといっても過言ではないんです。





だからもうね、みんな何かに悩んだらギターのピックアップを替えると解決すると思うよ。職場の人間関係とか、隣に変な人が住んでるとか、両親の不仲とか、恋人に浮気されたとか、ハゲてきたとか、最近腰痛が…とかそんな時はみんなギターのピックアップを良いやつに替えれば良いんですよ。

良いピックアップに替えたら本当に心が穏やかになりますよ。昔から「良いピックアップの医者いらず」なんて言う諺もあるくらいですからね。ピックアップを替えれば世界はあなたのもの。すべてうまくいく。ハズ。



でも、こんだけ書いてライブで全然良い音鳴らなかったらへこむなー。



1月31日(金)「俺たちの理想の先輩」タイムスケジュール決定!

新宿JAM

18:30 オープン
19:00~ 俺たちの理想(オープニングアクト)
19:35~ DISCO20000
20:20~ 藤岡藤巻without藤巻
21:30~ 俺たちの理想(エンディングアクト)

チケット代は2000円+1ドリンクです。藤岡藤巻without藤巻さんはヘッドライナーとして1時間くらい演奏して頂きます。この値段で藤岡藤巻without藤巻さんを観られるチャンスは中々ないと思います。
なにとぞよろしくお願いしますーm(__)m

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1月31日(金)は新宿JAMで「俺たちの理想の先輩」

さかなクンになりたい。



さかなクンになって、魚の帽子をかぶって、高い声で、やたらとハイテンションで魚について喋りたい。「すごい」というべきタイミングで「すぎょい」と言いたい。



…というワケではないが、私はさかなクンを尊敬している。好きなんだ、さかなクンのことが。ぎょぎょぎょー!





「俺、さかなクン好きなんだよねぇー。」



と言ったら、「なんであんな人好きなの?おかしいよ、あなた。」とか言われたことがある、母に…。



確かにさかなクンは変わっている。

テレビに出ているさかなクンの印象と言えば、変な帽子かぶってる、なんでか知んないけどテンションが以上に高い、声が高い、落ち着きがない、やたら魚に詳しくて大学の客員准教授かなんか知らないがでそっちの世界ではどうやらスゴイ人らしい、けどなんだか変な人、といった感じだろうか。


あの人は変な人だ、と結構多くの人がそう思っているのかもしれない。


でも、彼の人生というか生き様を想像すると、彼のように生きることが一番の幸せなのではないかと思ってしまう。


さかなクンは子供の頃から魚が好きだったという。
うろ覚えで申し訳ないが、さかなクンが小学五年生のときのお誕生日プレゼントに生きたままのタコを買ってもらい、お母さんにさばいてもらうところを見せてもらい美味しく食べた、という感じの話を聞いたことがある。



















…お誕生日プレゼントにタコって!Σ( ̄□ ̄lll)















これは有名な話だが、中学時代は吹奏楽部に入部。「スイソウガク部」と聞いて「水槽学部」だと勘違いしてウッカリ入部してしまったらしい。





















…水槽学部って!Σ( ̄□ ̄lll)









とまぁ彼の頭の中は魚でいっぱいなんですよ。すぎょいよね。




で、つまり何が言いたいかというと、


彼は自分の好きなことに対して真剣に向き合っているんです。それはスゴく純粋な気持ちなんです。そうじゃなければあんなに楽しそうに魚について喋ることはできませんよ。
いつでもテンションが高いのはきっと毎日大好きな魚に囲まれて勉強して暮らしているから、それが嬉しくてたまらないからなのではないかと思う。他の人にどう思われようと関係ないのだ。声が高いのはきっと声変わりしてないからだ。


そして魚の事が好きすぎて、いつからか彼自身が「さかなクン」となったわけだ。なんだか、さくらももこ著「コジコジ」にそのまま出てきそうな感じだ。良いなぁー。



そして、テレビでさかなクンを見る度に私は考える。



「自分にはあんなに夢中になれるものがあるだろうか…。」



私はザ・ブルーハーツというバンドが好きだ。



高校時代。
部活中に、特にいじめられたりしてるわけでもないのに、チームメイトとなんとなく打ち解けられず、ストレスで十二指腸潰瘍ができるようなサえない二回戦負け野球部のサえない補欠部員だった私はブルーハーツが好きだった。


「僕には彼女はいないし、友達もあんまりいない。勉強も運動もイマイチ。人生で自慢できることなんて何もないけれど、だけど、ブルーハーツが大好きだってことは自慢できるかもしれない。僕は嘘つきだけど、これだけは本当の事だ。」

と心の中で思っていた。中学・高校のときに聴いていた当時流行ってた歌は今聞いてももうあんまりよく思えなかったりするけど、ブルーハーツはいまだにずっと好きなままだ。


あれから何年か経ったが自分が「ぶるーはーつクン」になったかといえば、なっていない。


私の暮らしぶりと言えば、
毎日「行きたくねー」とかなんとか言いながら仕事に行き、本当に好きなのかわからない仕事をして、安い給料に不満を言いながら暮らしている。酒を呑んでは愚痴ばかり。音楽活動をしているが、ブルーハーツみたいな音楽や活動はやっていない。もちろん人気もない。



ブルーハーツは最初のアルバムの1曲目で「未来は僕等の手の中」と歌った。



確かに未来は私の手の中にもあった。でもその未来は指の隙間からこぼれ落ちてしまったのかもしれない。いつの間にかすっかりいい年だ。ずいぶんカッコ悪い大人になってしまった気がする。言い訳ばっかり上手くなり、栄光に向かって走る列車を追いかけなかった。戦闘機が買えるぐらいのはした金に目がくらんだ。人の目ばっかりいつでも気にして口先ばっかりで何にもしない人生を送ってきた。ドブネズミみたいに美しくなることが私にはできなかった。









あぁいっそ、ヒマラヤほどの消しゴムで、私の事なぞ消してくれればいいのに!











んー…。まぁ自業自得なんだけど、なんだかなー。やっぱり俺ってサえないなーとか思うわけよ。俺もさかなクンみたいに真剣に自分の好きなこと、まぁそれはつまり俺にとってはそれがブルーハーツなんだけどさ、そのブルーハーツと真剣に向き合ったつもりだったんだけどなー。おかしいよなぁ。何かが違う。うん。何かがね、違うんですよ。こんなにブルーハーツが好きなのにね。残念な奴ですよ、俺なんて。痛いでしょ?深夜にこんなブログ書いちゃってさ。アナタもほら、さっきから思ってんでしょ?コイツつまんねー奴だなーとかさ、俺に対して。あーあ。俺はブルーハーツが好きなのになー。本当は俺だってブルーハーツが好きなのにね。ブルーハーツが好きなのになー…。あああああああああ。ブルーハーツ、好きなのに…。ねぇ?ブルーハーツは好きなんですよ、うん。間違いないんだそれは。純粋に好きなんだよ?本当に。だけどねー、なんというか、こう…。うーん…。ブルーハーツが好きなのにねぇー…。うーん…。ブルーハーツ好きなんだよなぁ…。ブルーハーツが好きなのにこんな感じよ俺なんて。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。あー、もう何もしたくないわー。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。ブルーハーツが好きなのに…。



































ブルーハーツが好きなのに 

あれもしたくない これもしたくない 寝ていたい!!




























…ん?



あ、そうそう、これです、これこれー。この曲を今度の企画で演奏するかもよーとか、企画の日に「俺たちの理想」のデモ音源を販売する予定なんですけど、それにこの曲も収録しますよーっていうのを言おうと思っただけだったんだけど、それだけだとなんだかそっけない気がして、何だか色々考えてたらなんかこんな感じになっちゃいましたー。イエーイ!もうよくわかんないぜー!






2014年1月31日(金) 新宿JAM 「俺たちの理想の先輩」 

出演:
藤岡藤巻Without藤巻 
DISCO20000 
俺たちの理想(オープニング&エンディングアクト)


オープン:18時30分
スタート:19時00分

チケット:2000円+1ドリンク





そういえば、明けましておめでとうございます。今年初投稿ですが、気づけばもう1月も下旬ですね。寒いので風邪など引かぬようにお気をつけて下さいね。1月31日面白い夜になると思いますので是非観に来てくださいー!なにとぞ、なにとぞー!m(__)m

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